ファイナンシャルプランナー(FP)とは?どんなFPに相談するべきなのかを解説します

みなさんはファイナンシャルプランナー(FP)がどのような仕事をしているかご存知ですか?多くの方は保険の見直しなどを勧めるFPを想像するかと思います。

実は保険の見直しはFP業務の一部にしか過ぎません。

今回はファイナンシャルプランナー(FP)が本来行っている業務や役割りを解説していきます。

目次

FPとは?


FPとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。

個々人や家族のライフプラン(人生設計)に基づく将来の収支の見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。


出典:日本FP協会

FP資格


FPの資格は国家資格と民間資格の2種類あります。

国家資格 ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)1級~3級
団体名は、「金融財政事情研究会」

民間資格 CFPとAFP
団体名は、「日本FP協会」

国家資格と民間資格と属している団体は違いますが、

FP1級とCFPが同じレベル、FP2級とAFPが同じレベルにあたります。

また1級の合格率は15%ほどで、FP1級と2級とでは知識レベルは全く異なります。

FPの役割とは?

総合的な資金計画を立て、
経済的な側面から実現に導くサポートをしています。

夢や目標をかなえるためには、必ずといっていいほどお金の問題が発生します。

結婚、住宅購入、子供の教育、老後のライフスタイルなどさまざまで、ときには心を鬼にして相談者さまの無駄な支出や保険をバッサリとカットするような提案をすることもあります。

包括的に顧客のライフプランをアドバイスすることがFPの役割なのです。

FPがアドバイスできるのは6項目!

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスクマネジメント(生命保険・損害保険)
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング(税金)
  5. 不動産運用設計
  6. 相続・事業承継

ではそれぞれどういった知識をもっているのか、次で解説します。

ライフプランニングと資金計画

  • 社会保険の仕組み(年金、健康保険、高額療養費制度、傷病手当など)
  • 教育資金の相談
  • 住宅購入資金の相談
  • 老後の生活資金の準備
  • キャッシュフロー表の作成

リスクマネジメント(生命保険・損害保険)

  • 保険の必要保証額の相談
  • 保険料の見直し
  • 保険内容の説明

生命保険医療保険がん保険火災保険
地震保険個人年金保険自動車保険損害賠償保険
主な保険

金融資産運用

  • 金融商品の基礎的な知識の説明(ポートフォリオの考え方、分散投資など)
  • 株式
  • NISA、つみたてNISA
  • iDeCo
  • 投資信託
  • 債券
  • 外貨

タックスプランニング(税金)

  • 所得税
  • 住民税
  • 節税(住宅ローン控除、生命保険料控除など)
  • 確定申告
  • 源泉徴収票

不動産運用設計

  • 不動産の基礎・取引
  • 不動産活用(売却、賃貸、モーゲージローン)
  • 税金


不動産取得税、登録免許税(マイホーム購入時)
固定資産税、都市計画税(マイホーム所有時)
譲渡所得税(マイホーム売却時)

相続・事業承継

  • 相続税
  • 贈与税
  • 財産評価(不動産評価、自社株の評価)

これらの幅広い知識を生かして、お客様の夢や目標をかなえるためにアドバイスしていくことがFPの強みであります。

なぜFPに相談するのか?


実際にFPに相談したことがある人は少ないと思います。
特に有料のFPに相談する人はかなり少ないでしょう。

ではなぜお金を払ってFPに相談するのか?

それは、FPにお金を払った以上のリターンが期待できるからです。

「FPに相談することは投資と同じ」

筆者の考えはこうです。

投資の世界のリターンは年利3~7%と言われています。

仮に100万円投資して、4%のリターンであれば4万円の利益ですが、FPに相談した場合、もっとリターンが期待できます。

いくつかリターン例

保険の見直しの場合

FP相談料10,000円
見直しの結果、毎月の保険料が5,000円削減可能となった
年間で60,000円の実質利益になります
リターンは年利600%

住宅ローンの見直しの場合

FP相談料10,000円
住宅ローンの借り換えを提案
金利1.5%のローンを0.5%のローンの銀行に借り換え
借り換えの結果、住宅ローンの毎月の支払いが10,000円削減が可能となった
年間で120,000円の実質利益
リターンは年利1200%

節税対策の場合

FP相談料10,000円
所得税、住民税対策として、ふるさと納税、iDeCoなどを提案
ふるさと納税、iDeCoなどを実施した結果、所得税、住民税合わせて60,000円削減が可能となった
年間で60,000円の実質利益
リターンは年利600%



いかがでしょうか?

投資するより明らかにリターンが大きいことが分かります。

仮に10,000円を払ってあまり良い結果がでない場合でも損失は10,000円

投資の場合は大暴落がおきれば、投資額の半分を失うこともざらにあります。

また、これらの相談例はFP業務の一部に過ぎません。
他にも有益な知識を幅広く持ち合わせているのがファイナンシャルプランナーです。

真剣に相談したい人に!FPを選ぶポイント3つを紹介


FPの選び方。ここが非常に重要です。


あなたの目標はどこですか?
目標を達成するために尽力してくれるFPを見つけなければ、目標は遠ざかってしまいます。
ここからはポイントを3つをご紹介します。

FPを選ぶポイント①

独立型FPを選ぶ

FPといってもさまざまです。
認知度のあるFPとは、保険会社や住宅メーカーなどに所属しているFPが多いと思います。
ですが、ここを頼ってしまっては相手主導で相談者側のメリットが削られます。

まず中立な立場でアドバイスをくれる独立型FPを選びましょう。

FPを選ぶポイント②

有料で相談する

独立型FPを選ぶとも重なりますが、やはり無料の裏にはリスクがあります。

そもそも知識をすべての人へ無料で提供してくれる専門家はいません。
相談するものは対価を支払い、専門家は提供した分報酬をもらうのが原則です。
ですからお互いが納得できる結果をもたらすためには有料であることが重要です。

FPを選ぶポイント③

FP資格2級以上またはAFP以上の有資格者

実は、無資格でもファイナンシャルプランナー(FP)の肩書きは名乗ることができます。

真剣に相談したいとFPを探しているなら、最低でも2級かAFPの有資格者を選んでください。断言します。FP3級では知識レベルが弱過ぎます。

 

3つのポイントをクリアしたFPにも注意すべき点があります。

保険会社と代理店契約をしている独立型FPにも注意してください。

保険会社と代理店契約している独立型FPも手数料の高い保険を勧めることがあるかもしれません。以上、3つのポイントをクリアしているFPへ相談することをおすすめします。

ちなみに。

筆者はどのようなFPにあたるのかといいますと、

  • 独立型
  • FP資格1級
  • CFP認定者
  • 有料での相談
  • 保険会社との代理店契約なし

筆者はすべて該当してしまいます。
少し宣伝みたいになってしまいましたが、なかなかイメージが掴めない。
そんな方は気軽に相談できるようココナラで相談業務も行っていますので、
チェックしてみてください。
匿名で利用できますし、筆者でなくともさまざまなFPを見る機会になると思います。

お金のプロが資産運用についての悩みを解消します 1級FP(CFP)が資産運用の基礎から実践編まで答えます

まとめ

FPとは、

一人ひとりの将来の夢や目標に対して、
お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家

FP資格とは?

FPの資格は2種類
国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)1~3級
民間資格であるCFPとAFP
FP1級とCFPが同じレベル、FP2級とAFPが同じレベル

なぜFPに相談するのか?

FPにお金を払った以上のリターンが期待できる

FPの選び方

FP資格2級以上、またはAFP以上の「独立型のFP」に相談してください。
しかも「有料」です。

今回は宣伝みたいになってしまいましたが、

  • お金に関してあまり得意じゃない人
  • 資産運用を始めてみたい
  • そろそろ住宅を購入したい

などの悩みがある人は、投資と思って一度筆者からでなくてもよいので、独立型FPにお金を払って相談してみてはいかがでしょうか。

Twitterでも毎日豆知識を配信していますので、
興味のある方はこちらも読んでみてください。

ではまたよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

ツヨシのアバター ツヨシ ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。
在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立系FPとして起業。
現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

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