「飲み会」や「結婚式」「車の故障」など、急な出費に困ったことがある人は多いのではないでしょうか。それでもなんとかして必要な資金を調達しなくてはなりません。
この記事では、よくある急な出費から、対処方法までを解説していきます。
この記事を読めば自身に合う資金調達を見つけられ、お金のトラブルを回避できるでしょう。
急な出費もさまざまある
では、急な出費にはどういったものがあるかみていきましょう。
以下が急な出費の代表例です。
- 自宅の修繕
- 医療費
- 車の故障
- 冠婚葬祭
- 税金
- 飲み会
イメージできるものとそうでないものがあると思うので、もう少し具体的に説明していきます。
自宅の修繕
持ち家の場合ですと、生活していく中でさまざまなトラブルが発生します。
例えば、お風呂やトイレ、キッチンなど水回りのトラブルは突然発生します。自分では手に負えないことも多いため、専門の業者などに修理を依頼することもあるでしょう。そうなると大きな出費になる可能性が高いです。
これらのトラブルは日常生活に大きな影響を与えてしまうため、早急な対応が必要です。
また、家電のトラブルなどで急な出費が発生することもあるでしょう。エアコンや洗濯機が故障してしまうと、日常生活に支障をきたします。
医療費
ケガや病気で急に医療費が必要になることもあります。状況によっては入院が必要になるケースもあるでしょう。入院時には食事代もかかりますし、場合によれば差額ベッド代も別途発生します。
「医療保険に入っているから安心」と思っている人もいるかもしれませんが、虫歯治療など医療保険では対応できない医療費もあるので注意が必要です。
車の故障
運転中に車が故障した場合、レッカー移動や修理代などが発生します。
ガソリンスタンドなどで修理した場合は高額な修理代を請求されることもあるでしょう。
冠婚葬祭
20代30代に多いのが友達の結婚式。
友達やグループでの付き合いが多い人は、毎月結婚式に呼ばれることもしばしばありますよね。
そのたびに祝儀を包むことになるので、おめでたいことではありますが経済的には負担になってしまいます。
税金
よく忘れがちな税金は固定資産税、自動車税、住民税などがあげられます。
固定資産税は4~5月ごろ、自動車税は5月ごろ、住民税は6月ごろに通知が届きます。
忘れたころに納付通知が届いたときは、落ち込んでしまいますよね。
飲み会
友達と急に飲みに行くことになったり、得意先との急な接待が入ったりすることもあるでしょう。
とくに、得意先との接待の場合は、それなりのお店を選ぶ必要があり、まとまった費用が必要になります。
急な出費の対処法5選
ではこういった急な出費にどう対応すればいいのでしょうか。
独立系FPがおすすめする対処法は以下のとおりです。
- 不用品を売る
- カードローン
- キャッシング
- 日雇いのバイト
- キャッシュバックなどのキャンペーンを活用
不用品を売る
いらなくなった服や、かばん、本などを売ることで現金を確保することができる。
リサイクル店に出向いて売る方法や、「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリに出品して売る方法があります。
リサイクル店やフリマアプリで不用品を売るメリットは即金性です。早ければ数時間で売れることケースもあります。
カードローン
カードローンは、用途制限なく利用できる個人向け融資です。
早ければ即日審査、即日融資をしてくれるので、当日に資金が必要な人にはありがたいサービスです。
ただし、住宅ローンなどと比較して金利が高く設定されている点に注意が必要です。
キャッシング
キャッシングは、クレジットカードを使ってお金を借りられるサービスです。
クレジットカードには買い物で利用できる「ショッピング枠」と、お金を借りられる「キャッシング枠」の2つがあり、キャッシング枠を設定している人は、ATMや口座振り込みでいつでも借入ができます。
しかし金利が18%ほどと高く設定されているため、借りすぎには注意してください。
また、はじめて利用する際に無利息期間を設けている商品もあります。このようなサービスは主に消費者金融で利用できます。
例えば、アイフルなら初回利用の人は30日間利息0円のサービスがあり、期間内であれば利息負担なして返済可能です。
日雇いのバイト
即金性のある日払いバイトや即日支払い可能なバイトを利用して資金を作るのもおすすめです。
日雇いの仕事は「TIMEE」や「バイトル」などのサイトで募集しています。
よくある仕事は、下記のような簡単な作業が多いようです。
- イベントスタッフ
- 軽作業
- 交通量調査
- チラシ・ティッシュ配り
しかし即日支払いではない仕事もあるため、利用する際は支払い条件などを事前に確認しておきましょう。
ポイ活やキャッシュバックを利用
ポイ活とは「ポイント活動」の略で、ポイントを貯めてお得に使うことです。
比較的容易にポイントを多く手にいれる方法は、ポイ活サイト経由で、キャンペーン中の「クレジットカード」の新規申込みや「ネット証券口座」の新規開設をすることです。
そうするだけでポイントが貰えます。
なかには条件を達成すると数万円のポイントがもらえるキャンペーンもあります。もともとクレジットカードや証券口座を作る予定だった人は、ポイ活経由で作成するとよいでしょう。
ポイ活サイトの代表例というと次のようなサイトがあります。
ただしポイントが入るまで数ヶ月かかることもあるので、即金性がないのがデメリットです。
事前の対策
前項で解説した対処法で急な出費を乗り切ることはできますが、そもそも急な出費が生じたとしても事前に対処できるようにしておくことが大事です。
ここからは急な出費が生じる前にできる対策法を3つご紹介していきます。
- 貯蓄する
- 年間出費表を作成する
- 「急な出費」用の専用口座を用意する
貯蓄しておく
当たり前かと思う人も多いでしょうが、意外と実践できない人が多いです。ふだんから少しでもいいので貯蓄することを心がけましょう。
なかなか貯蓄ができない人は「先取り貯蓄」を活用することをおすすめします。
「先取り貯蓄」とは、給料が入った時点で、決めた金額を先取りで別の口座に移してしまう方法です。そうすれば半強制的に貯蓄できるでしょう。
先取り貯金をしたらあとは残りの資金で生活するだけです。
すると、どんどんお金が貯まり不測の事態にも対応しやすくなります。貯蓄を上手にできている人の多くは「先取り貯蓄」を実践しています。
貯蓄方法についてさらに詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
年間出費表を作成
毎年かかる費用を把握する方法です。
こうすることで事前に必要な金額を把握し、対策を立てやすくなります。
例えば、税金などは毎年必ず通知がきますよね。
「固定資産税」や「自動車税」などは、あらかじめカレンダーに記入しておきましょう。
そうすれば、数ヶ月前からその費用に対して準備することができます。
準備ができれば、急に納付書が送られてきても慌てて資金調達をする必要はありません。
「急な出費」用の専用の口座を用意
先取り貯蓄の話をしましたが、せっかく貯めても使ってしまってはせっかくの努力が無駄になってしまいます。
全て同じ銀行口座で管理をするのではなく、専用口座を用意しておきましょう。
そうすることで管理が楽になり、貯めたお金はそのまま維持することが可能です。
そして急な出費用の資金を別口座に預けておけば、普段の生活費とは切り離して管理することができます。これにより、計画的でない支出によって貯蓄が減ってしまうことを防ぎ、必要なときに必要な分だけ引き出せるでしょう。
まとめ
以上、急な出費の対処法を解説しました。
大事なことは日頃から急な出費に対応できるだけの資金を確保しておくことです。
それでも、どうしても対応できない出費が発生した場合は、上記の対処法を実践してください。
まちがってもヤミ金から借り入れすることはやめましょう。
トラブルに巻き込まれたり、法外な金利を請求される可能性があります。
まずは、「不用品を売ること」や、「日雇いの仕事はないか?」「ポイ活つで資金確保できないか?」を考える。それでもお金が足りない場合はカードローンやキャッシングを検討するようにしましょう!
もし、貯蓄のために家計の見直しを実施したい場合は、中立的な立場から提案してもらえる独立系FPに相談することをおすすめします。