現在オーソドックスな投資として「インデックス投資」が挙げられます。
投資をしたことがない人は「インデックス投資」と言われても知らない方も多いと思います。
今回はこのインデックス投資の解説、メリットデメリットをお伝えしていき、銘柄選びについてもお答えしていきます。
インデックス投資とは
インデックス投資とは日経平均株価(日経225)や、アメリカのダウなどの株価指数に連動した商品へ投資することです。
簡単に言うと日本であれば、日経平均株価を丸々買うということです。
そもそも日経平均株価とは何か?
東証に上場している約2,000銘柄のうち、代表的な企業225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数のことです。
例えば、2022年4月13日の日経平均株価は26,800円ほど。
そして東証市場で売買されている「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」という商品は27,600円ほどになります。
この「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」は日経平均株価にほぼ連動した動きをするように作られており、その日の日経平均株価が上がれば、「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」も上がることになります。
この「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」を買えば、日経平均株価の代表的な企業225銘柄に分散投資したことになります。
どのような商品があるか
ではいったいどのような商品があるのか?
- 日経225
- 東京株価指数(TOPIX)
- S&P500
- NYダウ
- 全世界株式
- 東証REIT
日経225
東証を代表する225社の銘柄
東京株価指数(TOPIX)
東証一部に上場するすべての銘柄
S&P500
米国の代表する500社の銘柄
NYダウ
ニューヨーク証券取引所やナスダック市場の代表する30社の銘柄
全世界株式
日本を含む全世界の株式市場を投資対象にしている商品
インデックス投資のメリット4つ
- 分散投資ができる
- 少額から投資できる
- 信託報酬などの手数料が安い
- 企業分析が必要ない
分散投資ができる
例えば個人で225銘柄を購入するとなると莫大な資金が必要です。
ですが日経225に連動したインデックス投資をすれば、1つで225銘柄に投資したことになります。
先ほど紹介した「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」であれば、わずか27,600円(4月13日時点)で225銘柄に分散投資したことになります。
少額から投資できる
「iシェアーズ・コア 日経225 ETF」であれば、わずか27,600円(4月13日時点)で225銘柄に投資可能です。
これでも十分少額ですが、投資信託で購入することで100円から購入できます。
100円でも投資できるとなると初心者の方でも気軽に始められるのではないでしょうか。
信託報酬などの手数料が安い
投資信託で商品を購入する際に、信託報酬などの手数料がかかります。
インデックス投資は他の商品よりこの手数料が安く設定されており、1%以下の手数料で済みます。
高い商品であれば、2%を超えるものも存在します。
手数料は、決してバカにできません。
例えば年利4%で運用していても、信託報酬が2%であれば、年利は実質2%になります。
これが、20年や30年と続けば最終資産額に大きく影響を与えます。
企業分析が必要ない
もし個別株に投資するとなると、ある程度の企業分析が必要になります。
特に財務分析は欠かせません。
営業利益、経常利益、純利益率、配当利回り、配当性向、自己資本比率、PER、PBR、ROE
これくらいの言葉の意味を理解できるようになる必要があります。
インデックス投資であれば、多くの企業に分散投資されているので、企業分析をする必要がありません。
投資初心者や忙しくて投資に時間をかけられない人にはインデックス投資はぴったりの商品です。
インデックス投資のデメリット
インデックス投資にもデメリットはあります。
それは、大きく利益を出すことができないことです。
なぜならインデックス投資は、市場に連動した値動きを目指しているので、市場の値動き以上のリターンは見込めません。
逆に個別株の場合は大きく利益を狙うことが可能。
投資の世界では「テンバガー」という言葉があります。
テンバガーとは株価が10倍になるという意味です。
個別株では株価が10倍、またはそれ以上になる銘柄があります。
インデックス投資もリーマンショック時代の日経平均が7000円台の時に購入していれば、4倍近く利益を出すこともできましたが、そのようなチャンスはなかなか来ません。
インデックス投資は長期運用で
インデックス投資で大きな利益を狙うことは難しいですが、コツコツと長期運用するのにはピッタリな商品です。
経済は日々成長すると仮定した場合、インデックス投資も少しづつですが、最終的に右肩上がりになります。
インデックス投資は長期運用でコツコツ積立てしていけば、20年後、30年後に大きな資産を築けれる存在になっています。
どのような銘柄を選べばよいか
10年以上運用できる人は株式市場に投資しているインデックス商品で良いと思います。
主に
- 日経225
- S&P500
- 全世界株式
この3つから「どれを選ぶか」「どれを外すか」は、その人の好みによって変わってきます。
例えば、
- 日本市場に期待できない方は、「S&P500」や「全世界株式」のインデックス商品に投資する。
- 経済の中心であるアメリカだけに投資したい人は「S&P500」のインデックス商品一本に絞って投資する。
このあたり、自身でカスタマイズしてお好みのポートフォリオを作っていただければと思います。
またインデックス投資も元本が保証されているものではありません。
さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なう必要があります。
元本割れしても恨みっこなしです。
まとめ
インデックス投資とは
インデックス投資とは日経平均株価(日経225)や、アメリカのダウなどの株価指数に連動した商品へ投資することです。
簡単に言うと、日本であれば、日経平均株価を丸々買うということです。
どのような商品があるか
代表的な商品は
- 日経225
- 東京株価指数(TOPIX)
- S&P500
- NYダウ
- 全世界株式
- 東証REIT
メリット
インデックス投資のメリットは
- 分散投資ができる
- 少額から投資できる
- 信託報酬などの手数料が安い
- 企業分析が必要ない
デメリット
大きく利益を出すことができないことです。
インデックス投資は長期運用で
インデックス投資で大きな利益を狙うことは難しいですが、コツコツと長期運用するのにはピッタリな商品です。
どのような銘柄を選べばよいか
10年以上運用できる人は株式市場に投資しているインデックス商品で良いと思います。
主に
- 日経225
- S&P500
- 全世界株式
今回は以上になります。
インデックス投資のメリットの観点から、投資初心者で投資にあまり時間をかけれない人にピッタリな運用方法になります。
これから投資を始めてみようとお考えの方は、このインデックス投資から少額で始めてみてはいかがでしょうか?
投資について相談したい・興味のある方は一度確認してみてください。