不労所得を得たい人必見!高配当株をオススメする理由を解説します

不良所得を得たい人必見!高配当株をおすすめする理由を解説します

前回の記事でインデックス投資の解説をしましたが、インデックス投資に並ぶオーソドックスな投資法に「高配当株投資」があります。
配当金という不労所得(インカムゲイン)を得ることを目的とした投資方法になります。


みなさんは「毎月あと2万円でも生活費があれば生活が楽になるのになぁ」など考えたことありませんか?
高配当株投資を実践していけば、少しずつ不労所得を増やしていき、毎月あと2万円の生活費を得ることも夢ではありません。


もしかしたら、配当金だけで生活ができるようになるかもしれません。
今回は高配当株投資の概要とメリット・デメリットを解説していきます。

目次

高配当株投資とは?

高配当株投資とは?

高配当株投資とは「配当利回りが高い銘柄」に投資すると言うこと。
もっと簡単にいうと、「配当金をいっぱい貰える銘柄」に投資すると言うことです。

配当金とは?

企業が事業で得た利益を株主に分配する
ことを言います。


例えば、

A社
今期1000万円の利益を上げる
その内の「100万円を株主に分配する」ということを指します。

A社1,000万円利益
100万円を還元
株主

配当利回りとは?



高配当株かどうかを判断する上で、必要な数字があります。
それが「配当利回り」です。

配当利回りの計算はこうなります。

年間配当金÷現在の株価×100

例えば、

A社
今年1株あたりの配当金を100円にしたとします。
A社の株価が現在2,000円



100円÷2000円×100=5%
A社の配当利回りは5%ということになります。


実際にはここに所得税などの税金がかかりますが、ここでは割愛させていただきます。

配当利回り何%から高配当株になるか


高配当株に該当するには何%からなのか?


「配当利回り3%以上の銘柄」を高配当株と定義します。

実際には何%であれば高配当株になるのかは特に定義はされておりません。

ではなぜ「配当利回り3%以上の銘柄」を高配当株と定義するのか?
その理由は、投資の一般的なリターンは3~7%程と言われているからです。

高配当株投資のメリット

主なメリット

  • 不労所得(インカムゲイン)が手にはいる
  • 株価の変動が比較的緩やか
  • 再投資することによって複利運用ができる

不労所得(インカムゲイン)が手にはいる


高配当株投資の一番の魅力は不労所得になります。

例えば、500万円を配当利回り5%の銘柄に投資した場合、500万円×5%で年間25万円の配当金が手に入ります。
月に直すと約2万円になります。


毎月の生活費にプラスして不労所得が入れば、今より生活が豊かになりますよね。

株価の変動が比較的緩やか


高配当株に投資をしている投資家は、基本的には長期で運用しています。
少しの悪材料で株を手放すことはありません。
また株価が安くなれば、配当利回りが上がり、別の投資家がその株を買うことになります。
よって大きな売りがでることがあまりなく、株価の変動は比較的ゆるやかになります。

再投資することによって複利運用ができる

複利効果は人類最大の発明

あのアインシュタインの言葉です。

複利効果とは

入った配当金を再投資すれば、
利益がさらに利益を生み、加速度的に資産を増やすことができます。
これを複利効果といいます。

例)
運用額100万円
年利5%
これを複利運用する場合
1年目は元本100万円+利益5万円の105万円
2年目は100万円ではなく、105万円を運用に回します。
すると105万円の年利5%は5.25万円の利益になり、総額110.25万円になります。

複利運用と長期運用を併用した場合、運用当初はあまり大きな変化を感じられませんが、10年後、20年後には大きな利益に差がでてきます。

「高配当株投資のデメリット」

高配当株投資のデメリット

  • 配当金に税金がかかる
  • 配当金減配リスクがある
  • 元本割れのリスクがある

配当金に税金がかかる


配当金には所得税と住民税で「約20%」の税金がかかってしまいます。
「配当控除」や、「損益通算」で税金を減らすこともできますが、通常は約20%かかることを覚えておいてください。
NISAなどの非課税制度を利用すれば、配当金にかかる税金も非課税になります。
税金がかかるという観点からオススメなのは、NISA口座を利用して高配当株投資をすることです。

配当金減配リスクがある


企業が事業で得た利益に対して、
利益の一部を株主に分配するのが配当金です。

前年度より利益が減っているのであれば、当然減配する可能性があります。
高配当株の銘柄を買ったが、減配によって配当利回りが下がり、高配当株でなくなることもありえます。

元本割れのリスクがある


この高配当株投資も、もちろん投資商品になりますので元本の保証はされていません。
ゆえに

  • 価格変動リスク
  • 分配金減額リスク
  • 上場廃止リスク

があります。元本割れしても、自己責任でお願いします。
恨みっこなしです。

銘柄選びのポイント4つ

銘柄選びのポイント

  • 安定的に配当金を出してくれる銘柄を選ぶ
  • 業績が安定しやすい銘柄を選ぶ
  • 自己資本比率が高い銘柄を選ぶ
  • 配当利回りが高過ぎる銘柄は注意する

安定的に配当金を出してくれる銘柄を選ぶ


気になっている銘柄が過去数年間、毎年いくら配当金を出せているかを見てみましょう。
これを見れば、毎年安定的に配当金を出せているかすぐに分かります。

安定して高配当を維持している企業は、株主に利益を還元する意識が強いということです。
そういう銘柄を選べば比較的毎年安定した配当金を期待できます。

企業によっては配当額が安定していないことがあります。
例えば「前年度は配当金100円」「今年度は配当金10円」などです。
今年は高配当だったが、来年度はどうなるかわからない。そのような銘柄は要注意です。

業績が安定しやすい銘柄を選ぶ

業績が安定しやすい銘柄とは

生活に必要不可欠な事業をしている銘柄のこと

例えば、衣料品銘柄や住宅関連銘柄、食品関連銘柄、医療関連銘柄などが上げられます。
また現在ではスマホも生活に欠かせないですよね。
そのため通信会社なども業績が安定しています。
このような銘柄は比較的業績が安定しているので、高配当株投資の候補に入れることをオススメします。

自己資本比率が高い銘柄を選ぶ

株式投資で意識することの1つに、企業の倒産リスクがあります。

その倒産リスクの「低い」「高い」の判断基準の1つに自己資本比率があり、
自己資本比率が高ければ高いほど倒産リスクが下がります。

そのため自己資本比率が30%以上の銘柄を選ぶことをおススメします。

自己資本比率の計算=自己資本÷資産×100
自己資本比率はこのように計算できます。

自己資本比率、私たちの家計に落とし込んで考えてみます。(A家族とB家族で比較)

A家族

現金500万円

住宅ローン500万円

A家族で計算すると、500万円÷(500万円+500万円)×100=50%

B家族

現金100万円

住宅ローン500万円

B家族で計算すると、100万円÷(100万円+500万円)×100=16.6%

A家族の資産状況の方が、明らかにB家族より破産リスクが少ないですよね。
企業もこれと同じで、自己資本比率は倒産リスクを考えた上で非常に重要な数字になりますので覚えておきましょう。

配当利回りが高過ぎる銘柄は注意する


配当利回りが高過ぎる銘柄は、
株価が下がり過ぎることによって配当利回りが上がっている可能性があります。
株価が下がり過ぎているということは、業績悪化や倒産危機の可能性も考えられます。


例えば、

  • A社の配当金100円
  • A社の株価が2,000円

100円÷2,000円×100=5%
A社の配当利回りは5%

もし、A社が業績悪化の影響で株価が1,000円に下がった場合

100円÷1,000円×100=10%
A社の配当利回りは10%まで上がります。

業績悪化が続けば、今後倒産するリスクも増えてきます。
その辺りもふまえて銘柄を見極めていく必要があります。

まとめ

「高配当株投資とは」


高配当株投資とは「配当利回りが高い銘柄」に投資すること。

「配当利回り」


高配当株かどうかを判断する上で、必要な数字が「配当利回り」です。
配当利回りの計算は

年間配当金÷現在の株価×100

「配当利回り何%から高配当株になるか」

筆者は、配当利回り3%以上の銘柄が高配当株と位置付けています。

「高配当株投資のメリット」

  • 不労所得(インカムゲイン)が手にはいる
  • 株価の変動が比較的緩やか
  • 再投資することによって複利運用ができる

「高配当株投資のデメリット」

  • 配当金に税金がかかる
  • 配当金減配リスクがある
  • 元本割れのリスクがある

「銘柄選びのポイント」

  • 安定的に配当金を出してくれる銘柄を選ぶ
  • 業績が安定しやすい銘柄を選ぶ
  • 自己資本比率が高い銘柄を選ぶ
  • 配当利回りが高過ぎる銘柄は注意する

今回は以上になります。
倒産リスクが比較的少なく、業績も安定している高配当株を選べば、安定した不労所得が見込めます。

最終的に不労所得が毎月の生活費を上回れば、FIREが実現します。
FIREまではいかなくても、その不労所得があれば間違いなく、生活が豊かになります。


是非、インデックス投資と並行して高配当株投資の知識も高めていきましょう!

不良所得を得たい人必見!高配当株をおすすめする理由を解説します

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この記事を書いた人

ツヨシのアバター ツヨシ ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。
在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立系FPとして起業。
現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

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