今だに利用する人がいる。絶対おすすめしない「リボ払い」とは
リボ払いにすれば「10,000ポイントプレゼント」やリボ払いにすれば「1ヶ月ポイント10倍」などクレジットカード会社のキャンペーンを見たことがあるはずです。
なぜこんなにすごいキャンペーンができるのか?
それは、リボ払いにしてもらうことでカード会社に利益がうまれるからです。
今回は絶対にやらない方がいいリボ払いの解説をしていきます。
「リボ払いとは」
リボ払いとは?
正式には「リボルビング払い」といいます。
月々の支払金額を固定し、元金と利息と合わせて支払う返済方法。
リボ払いの種類
リボ払いは3種類に分けることができます。
「定額方式」
「定率方式」
「残高スライド方式」
定額方式
残高にかかわらず毎月一定の金額を支払う方法。毎月決めた一定額+手数料を支払う
(例:毎月の支払額は1万5千円とする)
- 4月 利用残高5万円、支払額1万
- 5月 利用残高8万円、支払額1万
- 6月 利用残高10万円、支払額1万
定率方式
利用残高に一定の利率を乗じた金額を支払う方法。
(例:手数料10%と仮定)
- 4月 利用残高5万円、支払額5千円
- 5月 利用残高8万円、支払額8千円
- 6月 利用残高10万円、支払額1万円
残高スライド方式
利用残高に応じて支払額がスライド(変動)する方法。
(例:利用残高が0~10万円未満なら5千円、10万円以上~20万円未満なら1万円とする)
- 4月 利用残高5万円、支払額5千円
- 5月 利用残高8万円、支払額5千円
- 6月 利用残高15万円、支払額1万円
リボ払いの種類を説明しましたが、種類事態はあまり重要ではありません。
重要なのは、とにかく手数料が「えげつないほど高い」ことです。
ではその手数料とはどのようなものなのでしょうか?
「リボ払いの手数料とは?」
リボ払いの手数料は約15%
手数料がえげつなく高い
筆者は高い手数料は支払いたくないと今までの投稿でも話していますが、
リボ払いの手数料は本当に高い。
どれだけ高いのか?
参考値としてその他金利をあげてみます。
銀行預金 | 0.01%程度 |
定期預金 | 0.2%程度 |
住宅ローン | 0.4%~1.5%程度 |
資産運用 | 3~7%程度 |
金利15%が明らかにえげつないことが分かります。
「リボ破産する人もいる」
実際リボ払いで破産する人は多く存在します。
どういった原理で破産してしまうのか?
20万円をリボ払い・毎月5千円を支払うと設定してシュミレーションしてみます
Aさんは1月に10万円、2月にも10万円の買い物をリボ払いで支払いました。
その際の設定は毎月5千円です。
Aさんの返済シュミレーションを行うと、返済終了は2年4か月後となります。
注意すべきなのは、支払い手数料の合計です。
手数料のみで10か月分の支払い金額となり、
その割合は買い物で支払った20万円のほぼ4割に相当するのです。
支払合計金額 | 251,240円 |
支払手数料合計 | 51,240円 |
リボ利用予定額 | 200,000円 |
回数 | 40回 |
終了予定 | 2年4か月後 |
※楽天カードのシュミレーションをしています。
※カード会社により多少誤差は生じることがありますので、各カード会社の条件にてご確認ください。
金利は15%と高額です。
5,000円という金額は元本返済部分のほんのわずかだけです。
これを繰り返し行うことでローン残高がどんどん膨らんでいき、いずれは返済不能に陥ってしまいます。
知らないうちにリボ払い!?
自身がリボ払いを利用していることに気付いていないこともあります。
どういうことか?
実はクレジットカードを入手した段階で、すでにリボ払いに設定されていることがあるのです。
私も実は初めてクレジットカードを入手した時、最初からリボ払いに設定されていました。
支払い明細が届いて、初めて自身がリボ払いをしていることに気付いたのです。
ですので、クレジットカードを申し込む際は「リボ払いにする」にチェックが入っていないかを必ず確認しましょう。
「リボ払い利用者の対策」
リボ払いをしている方は早めの対策が必要です。
主な対策は?
一括返済を行う
一括返済が難しい場合は繰上返済
一括返済方法はご利用のクレジットカード会社に確認が必要。
これでリボ払いの金利手数料を抑えることができます。
繰上返済を行うことによって、返済期間が短縮されたり、手数料の総額を減らすことが可能。
今回は以上になります。
とにかく、リボ払いは
「手数料がえげつない」「破産するリスクがある」
このことを忘れないでください。
汗水流して働いたお金です。
しっかり守って行きましょう!
またお金の相談について興味がある方は一度こちらも確認ください。
ココナラで相談承っています。