独立系FPが「となりの億万長者 成功を生む7つの法則」をわかりやすく解説!

今回はベストセラー書籍「となりの億万長者 成功を生む7つの法則」の紹介をします。
アメリカの億万長者を対象にインタビューとアンケートを実施し、その結果を分析した書籍です。


みなさんは億万長者の多くはどんな生活をしていると思いますか?
高級なスーツを着て、高級な靴を履き、高級な腕時計を身に付け、何億円もする一等地に住んでいる。
といったイメージですよね!

・高級なスーツ
・高級な靴
・高級な腕時計
・何億円もする一等地


しかし、実際には上記のイメージとは大きく異なります。
億万長者のほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」で、年収よりかなり低い水準で生活しています。

テレビやマスコミで取り上げられている億万長者の暮らしは、僕たちのイメージした通り、
高級なスーツを着て、高級な靴を履き、高級な腕時計を身に付け、高級車を所有し、何億円もする一等地に住んでいる人達ばかり、、、

これはテレビやマスコミが視聴率目当てに派手なくらしをしている億万長者を取り上げているからでしょう。しかし、このテレビやマスコミの情報を真に受けてはいけません。

この書籍を通して、大半の億万長者が持っている人生の哲学を学べば、みなさんも億万長者に一歩近づくことができるでしょう。ぜひ参考にしてください。

目次

「億万長者とは」


まず億万長者の定義から確認しましょう。

この書籍でいう億万長者とは

100万ドル以上の資産を持つ人

1ドル100円として計算すると、1億円の純資産を持つ人です。
つまり、所得が高い=億万長者ではありません。
「年収が高い人ではなく、純資産額が多くある人が真のお金持ちである」ということがこの書籍の定義です。

「億万長者への七つの法則」

彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する

金持ちの特徴を3つの言葉で言い表すと

倹約、倹約、倹約!

億万長者の多くは収入に比べてはるかに少ない金額で生活しています。
安いスーツを着て国産車に乗っています。

スーツ、靴、腕時計の調査結果では、

・億万長者の50%以上は40,000円以下のスーツしか買っていない
・億万長者の50%以上は14,000円以下の靴しか買っていない。
・億万長者の50%以上は23,500円以下の腕時計しか買っていない。

億万長者は高級ブランドではなく、安価でありながら、丈夫で長持ちな商品を身につける。
つまり、コスパを重視しているのです。

では、いったいどういった人が高級なスーツや靴、腕時計を買うのでしょうか?
傾向として、見た目を重視しなければいけない職業の人たちです。

・中間管理職
・弁護士
・営業やマーケティングの管理職
・医者

これらの人たちは所得が高い傾向にありますが、その分浪費することも多いです。結果、いつまでも億万長者になれることができないと筆者はいいます。

では住宅はどうなのか?

億万長者の半分は高級住宅街には住みません。
なぜなら、

・ステイタスの高い地域に住むのはお金がかかる。
・反対に言えばステイタスの高い地域に住まないほうがお金は貯まる。
・あまりお金のかからない地域に住めば、支出が減り、投資に回すお金が増える。
・家も安くて済むから固定資産税も少なくなる。

こういった原理です。

テレビ番組でよく見る億万長者たちは次のような人たちです。

・宝くじに当たった
・クイズ番組で優勝して一夜にして金持ちになった
・何十億も稼ぐスポーツ選手
・何百年と続く家柄

テレビやマスコミはこのような人たちを喜んで取り上げます。
なぜなら、ここでいう「典型的な億万長者」はお金を使わないからです。

「億万長者さんです!」と司会者が紹介したとしても、「典型的な億万長者」にはお金を使うシーンや物がありません。視聴者からすると質素な生活をしている億万長者のことを見たいと思いませんよね。

つまり、見た目や身なり、住んでいる場所で億万長者かどうかを見分けるのはとても難しいのです。

億万長者の最大の敵は所得税



資産を築くには、
課税対象となる現金所得を最小限におさえ、
含み益(未決済の利益)を最大限にすべきである。


つまり、現金収入以外にも資産価値が上がる商品(株や不動産など)を保有し、売却せずに含み益を最大限にすることです。
大事なことは純資産を増やしていくこと。
それ以外にも会計士、ファイナンシャルプランナーに節税の相談をするのに費用や時間の労力を惜しまない。


彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、お金を効率よく配分している

時間


資産運用計画と貯蓄の間には強い相関関係がある。


億万長者は資産運用の専門家に相談する時間、信頼できる会計士や弁護士、投資顧問を探す時間、資産運用のセミナーに出席する時間が多い。

エネルギー

たとえば、億万長者の多くは車を買うのにエネルギーを掛けません。

億万長者の多くは高級車を買えば資産形成に大きな影響が出ることを知っているからです。
また、車を買うのに時間も極力かけません。もちろん、高級車でなくても喜んで運転している。
その反対に、億万長者の多くは投資に時間をかけます。

お金


億万長者の多くは将来資産価値があがる可能性のものに投資する傾向があります。


たとえば、株、投資信託、不動産、日本版確定拠出型年金などです。
また、平均で収入の約20%を貯蓄や投資に回しているといわれています。
一方の貯蓄ができない人は自動車など時間が経つにつれて、価値が下がるものばかりに投資しています。

彼らは、お金の心配をしないで済むことの方が世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える

億万長者の多くは経済的に自立していることを非常に重要と考え、倹約に励みます。
「衣服、宝石、車など、ステイタスを上げるものにお金を使う人は、たいした資産を持っていない」と言い聞かせ、浪費を抑える。
そして子供たちにも同じことを言い聞かせるのです。

彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない

億万長者の多くは社会に出てから、親からの援助を受けていません。
親のスネをかじる子供は、親の世話にならずに自立している同世代、同所得層の人々よりはるかに少ない資産しか築けていないのです。
経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになると億万長者は考えます。

しかし、億万長者は
教育にはお金をかける傾向があります。



教育にお金をかけるのは、子供に魚の取り方を教えることと同じと考えているからです。
親が倹約家で自己管理に厳しく、子供たちをきちんとしつけ、親に頼らず一人立ちすることの大切さを教えていれば、将来経済的自立をした子供に育つと彼らは言います。

彼らの子供達は、経済的に自立している

彼らの子供たちが経済的に自立している理由は、以下の教育、しつけがなされているからです。

  1. 子供に両親が金持ちだと絶対に教えない。
  2. どんなに金があろうと、子供には倹約とけじめを教えること
  3. 子供が大人になり、自己管理ができるようになり、きちんとした職業について安定した生活を送るようになるまで、親が金持ちだと気づかせてはいけない。
  4. 子供や孫に、何を遺産に与えるつもりか、なるべく話さないこと。
  5. 現金や高価なものを駆け引きに使わない。
  6. 巣立った子供の家庭のことに立ち入らない。
  7. 子供と争おうと思わない。
  8. 子供はそれぞれ違う、独立した人間であることを忘れない。
  9. 成功をもので計るのではなく、何を達成したかで計るように教える。
  10. 子供にお金よりも大切なものがあることを教える。

彼らは、ビジネスチャンスを掴むのがうまい

ビジネスの好機はたくさんあります。

・ビジネスの対象を「金持ち」「金持ちの子供」「未亡人」などに絞って考える。
・金持ち相手の仕事をして自分も金持ちになった人は多い。
・億万長者のような金持ちは倹約家でものを買うとなると値段にうるさい。
・一方で、投資相談、経理、税務相談、医療、教育関連、住宅となるとそれほど値段に厳しくなくなる。

彼らは、ぴったりの職業を選んでいる

億万長者の3分の2は実業家、自営業者です。
また、自営業者の4分の3は自身で事業を始めた起業家といわれています。
さらに、ごく普通の仕事、業種が億万長者への近道であるといったデータもあります。

億万長者の経営する事業の一覧

・アパレル
・既製服製造
・エンジニア
・害虫駆除サービス
・カフェ経営
・競売人
・広告代理店
・人材コンサルタント
・精肉加工業
・清掃サービス請負業

など、一般的に地味で、躍動感あふれるとは言いがたいビジネスです。

会社経営者は何をリスクと考えているのか?

会社経営者の多くは、収入源が少ないことがリスクだと考えます。
一方のサラリーマンは起業することがリスクだと考えます。

日本の人口に対して多いのはサラリーマンですが、収入源が1ヶ所のみです。

会社経営者からすると、収入源が1ヵ所しかないサラリーマンの方がリスクを背負っていると考えています。

それに対して会社経営者というと、客が100社あれば、収入は100ヵ所から生じることになります。
そのため、会社経営者は起業に対して大きなリスクがあると感じていません。

「億万長者になるために今からできること」

では、少しでも億万長者に近づくためにわたしたちが出来ることは何でしょうか。それは次の4つです。

・倹約する
・節税する
時間、エネルギー、金を効率よく配分する
複数の収入源を確保

第1に倹約する


これは必須条件です。
どれだけ多く稼いでも、その分浪費してしまえば資産を築けません。
残せたお金を資産価値の上がる見込みのある商品に投資しましょう。

第2に節税する

しっかり税金対策をし、所得税などを最小限に抑えることです。
NISA、iDeCo、ふるさと納税、住宅ローン減税、生命保険料控除など、勉強することは多くあります。
少しずつでもよいので学習し、知識を増やしていきましょう。

iDeCoについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

第3は時間、エネルギー、お金を効率よく配分する

各専門家(会計士、投資アドバイザー、ファイナンシャルプランナーなど)に相談するための時間や労力、費用を惜しまないことです。

お金を支払ってでも、それ以上のリターンや節税ができるのであれば、費用を惜しまず相談すべきでしょう。

日本の場合ですと、独立系FPが該当します。費用は発生しますが、それ以上のリターンが期待できます。
独立系FPについてくわしく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

第4に複数の収入源を確保する

サラリーマンのリスクは収入源が1ヶ所しかないことです。
しかし会社をやめて独立するのは難しいかもしれません。。
結婚して、子供がいるならなおさらです。

では、どうやって複数の収入源を作れば良いのでしょうか。
以下が複数収入をする方法です

・投資すること
・副業すること
・節税で所得税を返してもらうこと

サラリーマンの給料は「給与所得」になります。
株などの売買で得られる利益は「譲渡所得」、配当金で得られる利益は「配当所得」、不動産投資で得られる家賃収入は「不動産所得」となります。

また、副業で稼いだ所得は「一時所得」や「雑所得」、「事業所得」などに分類されます。
これらをうまく活用し、複数の収入源を確保していくことが重要です。

この4つはわたしたちでもできるはずです。

少しずつでも知識を増やしていき、少しでも豊かに生きていけるよう日々励んでいきましょう。
投資について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

お金の相談は独立系FPに相談を!

本日は以上になります。

億万長者の多くは倹約家です。しかし、必要な情報においてはお金を惜しまない価値観をもっていることがわかりました。それは、対価を支払って必要な情報を得ることで、支払った費用以上のリターンを得られることを知っているからです。

もし、まだ無料でお金の相談をしている人は、この機会に独立系FPにお金の相談をしてみてはいかがでしょうか。相談料は発生しますが、それ以上のリターンが期待できるでしょう。

神戸で「独立系FP」をお探しの方は「NEWSTYLE神戸FP相談」でも相談が可能です。

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オンラインでも対応可能なため、神戸以外の方からのご相談もお待ちしております。

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この記事を書いた人

ツヨシのアバター ツヨシ ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。
在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立系FPとして起業。
現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

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