あなたのスマホ代、高くないですか?そのままでは360万円失うことになるかもしれません。

通信費

みなさんが毎月当たり前のように支払っている「スマホ代」や自宅の「ネット代」。
実は「金食い虫」になっている可能性があります。


夫婦二人世帯のスマホ代、インターネット代の平均は月額2万円前後。
年間では24万円前後と、なかなかのコストがかかっています。

もしこれが月額1万円以下にできたら、余剰資金月額1万円確保することが可能。

仮に確保した月額1万円を全て貯蓄に回した場合、30年後360万円になります。
もしこれを全て運用に回し、順調に年利4%で複利運用できた場合、30年後にはなんと約690万円にも膨れ上がります。

月額1万円の節約。決して侮ってはいけないことが分かりますよね。
今回は見落としがちな通信費の見直しについて詳しく説明します。

この機会に固定費である「通信費」を見直してみてはいかがでしょうか?そして毎月のコストを少しでも抑えて貯蓄に回していきましょう!

このブログはあくまで合理的な視点で情報を提供することが目的であり、
各事業者の細かい情報などは割愛しています。

目次

通信費を安くする方法


通信費を安くする方法はとても簡単です。
格安SIM(スマホ)、格安ネット通信(wifi)に乗り換えるだけ。
ただこれだけで月1万円の節約可能なんです。

※以下格安スマホとします。

みなさんは3大キャリア以外の「事業者」を聞いたことや見たことがあるはずです。

格安スマホの主な事業者
楽天モバイル
mineo
UQモバイル
BIGLOBEモバイル
Y!mobile
楽天モバイル

※ドコモ、auなどのサブブランドも含めています。

格安ネット通信(wifi)の主な事業者

AiR-WiFi
地球WiFi
楽天 WiFi Pocket
カシモWiMAX
UQ WiMAX

テレビCMや街中のお店、ネット広告などでみたことのある通信会社も多いでしょう。そこと契約することが今回の目的です。

スマホ代、ネット代の平均はいくらなの?


スマホ代の平均額

3大キャリアスマホの月間平均額 7,516円
夫婦二人の場合月額15,000円にもなります。

出典「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」参考 ソニー生命

ネット代の平均額

光回線の戸建てプラン。
月額5,000円~6,000円程度。

光回線のマンションプラン。
月額4,000円~5,000円程度。

ネット代平均は月額5,000円とします。

このように3大キャリアのスマホと光回線を利用した場合月額約20,000円(15,000円+5,000円)かかることがわかります。

格安スマホ、格安ネット通信の平均

格安スマホの最大のメリットは価格です。
3大キャリアとはどれくらいの開きがあるかというと、

格安スマホの月間平均額2,830円

その差は4,686円もあります。

参考:ソニー生命
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_191128.html#sec3

通信容量から料金プランを考えてみよう

もちろん安さだけで格安スマホにすればいいというわけではありません。

スマホを利用する上で大切なのは「自身がどれくらいの容量を必要としているのか」をまず把握しておくことです。

格安スマホの場合
一番安いプランであれば、1,000円以下のプランで契約可能。
動画やネットをガンガン利用する人は20GB以上必要なので、2,000円以上のプランがおすすめ。

料金容量の目安
1GBまで1,000円以下のプラン通信容量がほとんど必要ない人、電話機能だけで十分な人向け
7GBまで1,500円~2,500円のプラン検索・SNSなどがメインで動画はそこまで見ない人
20GB以上2,000円~5,000円のプラン動画やネットをガンガン利用する人

ほとんどネットの通信料が必要のない人は、最低ラインにして利用してみるのもいいでしょう。
契約時はあらかじめ通信容量が多めのプランで契約しましょう。あとからでもプラン変更は可能です。

とりあえず一度契約してしまいます。
そして1か月利用してみると使用した容量なども把握できるので、自分に合った通信プランが見つかります。

格安ネット通信の平均


ここでは持ち運びできる無線型のポケットwifiを対象にします。


ポケットWifiはWiFiの中では最も価格相場が安く、3,000円〜4,000円前後。
通信容量は100GBから無制限のものがあります。

格安スマホ、格安ネット通信のデメリット

格安スマホは3大キャリアに比べて格段に安くなりますが、いくつかデメリットもあります。
主なデメリットは3つ。

  • 通信速度が不安定
  • キャリアメールが使えない場合がほとんど
  • LINEのID検索ができない場合が多い

通信速度が不安定


格安スマホのほとんどが、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。
※借りている回線の量によって速度は異なる。
混雑時は速度が遅くなるのは避けられません。
その場合はLINEやメールは問題なく使えるが、動画となると混雑時は画質を落として視聴するなどの工夫が必要。

キャリアメールが使えない場合がほとんど


キャリアメールとは携帯を契約すると必ず付いてくるメールアドレスのことです。

docomoなら『@docomo.ne.jp』

auなら『@ezweb.ne.jp』

ソフトバンクなら『@softbank.ne.jp

しかしこのデメリットはあまり気にしなくても良い人が多いのではないでしょうか?
最近はメールを使うことがほぼなくなり、LINEで十分です。
どうしてもメールを使いたい場合、無料で使えるGmailやOutlookを使用すれば問題ありません。

LINEのID検索ができない場合がほとんど


大手キャリアでは問題なく使えるID検索、しかし格安スマホでは使用できない場合がほとんど。
対応策としてID検索以外にも「QRコードを読み取る」などがあります。
この方法で友達追加するとよいでしょう。

「格安ネット通信のデメリット」

  • 通信速度が不安定
  • 使えないエリアがある
  • データ通信制限

通信速度が不安定


ポケットWifiも格安スマホ同様に通信速度が不安定になります。
要因としては、地域・時間帯による回線の混雑や、他の機器との電波干渉が挙げられます。

使えないエリアがある


ポケットWi-Fiのアンテナ設備は電柱に設置され、エリアによっては電波が入らない。もし入っても速度が遅い可能性がある。

データ通信制限


ポケットWi-Fiの広告を見ると『無制限』と記載されていることがあります。
しかし、実際は月間の総容量制限がないというだけで、
「直近3日間で10GB以上利用すると通信速度を制限する」という制約があります。

これらのデメリットと理解した上で格安スマホ、格安ネット通信を選択するか判断しなければいけません。

どこの事業者と契約すれば良いか

では実際どこの格安スマホを選べよいか。
結論として「現在使用している回線と同じ回線の格安スマホ」と契約するのであれば、どこの事業者でも良いでしょう。
不安であれば有名で店舗がある事業者を選択しましょう。

同じ回線とは次のことです。

au回線なら「UQ mobile、mineo、povo」

ドコモ回線なら「ahamo、mineo、IIJmio」

ソフトバンク回線なら「Y!mobile、mineo、b-mobile」

例えば、現在auをご利用中の場合、同じau回線である「UQ mobile、mineo、povo」などと契約しましょう。

どこの事業者を選んでも3大キャリアより格段に料金は安いので、一定額の節約効果が見込めます。

格安ネット通信に関しては先ほど紹介した主な事業者に絞って選べば問題ありません。
AiR-WiFi
地球WiFi
楽天 WiFi Pocket
カシモWiMAX
UQ WiMAX

このあたりです。価格的には楽天Wifi Pocketが一歩リードしています。

筆者が実際に契約している事業者


筆者の現在契約している事業者はこちら。
格安スマホ
筆者→UQ mobile 月額約3000円 容量 無制限
妻 →mineo   月額約1500円 容量 5GB

格安ネット通信
楽天モバイル 月額約3000円 容量 無制限

「格安ネット通信でなぜ楽天モバイル?」と思う方もいると思うので説明すると、


格安スマホである楽天モバイルは、月額3000円で通信容量が無制限のプランがあります。
そして、テザリング※という機能を使い、本体をWifiとして使用します。
そうすることで、格安スマホが携帯電話+通信容量無制限のwifiにもなることができます。
自身の仕事柄、携帯電話を2台所持する必要があり、このようなスタイルになりました。

※テザリングとは、スマートフォンなどのデータ通信を利用して、パソコンやタブレット端末などをインターネットに接続することです。
つまりスマホ自身がWifiの役割を担っています。

その結果我が家の通信費は、月額約7,500円で収まりました。

もし全てを格安スマホ、格安ネット通信にするのは不安な人は、携帯は格安スマホ、自宅は光回線を使用して自宅のネット環境は良い状態にしておくなどの工夫をしても良いでしょう。

まとめ


現在夫婦で3大キャリアのスマホを使用し、自宅のネットを光回線にしている人は、格安スマホ、格安ネット通信に変えるだけで、月額1万円程の節約が見込めます。

格安スマホ、格安ネット通信の共通のデメリットは速度が不安定。
各デメリットを理解した上で契約しましょう。

現在なかなか貯蓄ができていない人、もっと貯蓄をしたい人。まずは固定費である「通信費」を見直しすことを検討してください。

「通信費」の節約で浮いたお金は、貯蓄や運用に回していきましょう。そうすれば数十年後に大きな資産となっているでしょう!

これからもみなさんの生活が少しでも豊かになることを応援しています。

通信費

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この記事を書いた人

ツヨシのアバター ツヨシ ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。
在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立系FPとして起業。
現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

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