ウェルスナビ・ロボアドバイザーとは?効果と注意点を解説します

みなさんロボアドバイザーと言う言葉聞いたことありますか?
これは投資が面倒な人向けに作られたサービスで、ロボがあなたのかわりにお金を運用してくれます。
今回はSBI証券などで利用可能なロボアドバイザーの【ウェルスナビ】の解説をします。

目次

「ウェルスナビとは?」


ウェルスナビは、

事前診断となる「年齢」「年収」などの6つの質問に答えると、
各ユーザーの属性に適した資産運用プランを提案してくれるサービスです。

ウェルスナビは、投資一任型のロボアドバイザーに分類されます。
各ユーザーの投資環境や固有の条件に応じて最適な資産運用プランを提案。
実際の金融商品発注・運用・運用途中における資産配分の最適化など、資産運用の一部自動で行ってくれます。


最初の口座開設手続と入金を行ってしまえば、

ロボアドバイザーが運用してくれ、ユーザーの手間を大幅に軽減してくれます。

ウェルスナビの投資先

ウェルスナビは、厳選した6~7つのETF(上場投資信託)を通じ 、約50か国1万1000銘柄以上に投資しています。

その人のリスク許容度で6~7のETFの保有比率が変わることになります。

7つのETF

  • 米国株(VTI)
  • 日欧株(VEA)
  • 新興国株(VWO) 
  • 米国債券(AGG)
  • 物価連動債(TIP)
  • 金(GLD)
  • 不動産(IYR)

「おまかせNISAとは」


おまかせNISAとは、
NISAの非課税メリットを活用しながら、世界水準の「長期・積立・分散」投資を「おまかせ」で行うことができるサービスです。

つまり、自動でNISA口座で運用をしてくれて、さらに利益に対しては非課税になります。

ただし、NISA口座は1金融機関のみになりますので注意が必要です。

「ウェルスナビ、メリットを解説」

ウェルスナビの主なメリット

  • 各ユーザーに適したプランを判定してくれる
  • 自動で運用してくれる

「各ユーザーに適したプランを自動で判定してくれる」

最初に6つの質問に答えると、自身に合った投資プランを提案してくれます。

STEP
現在、何歳ですか?
STEP
年収はおおよそいくらですか?
STEP
金融資産はおおよそいくらですか?
STEP
毎月の積立額は?
STEP
資産運用の目的は?
STEP
株価が1ヶ月で20%下落したら?

投資未経験者が自身に合った投資プランを選ぶのはとても大変です。

年齢やリスク許容度、
目指しているリターンなどによって投資先や軍資金が変わってくるからです。
投資プランをウェルスナビが自動で行ってくれるのは大きなメリットです。

「自動で運用してくれる」


最初にも説明しましたが、
最初の口座開設手続と入金を行った後は、ロボアドバイザーが自動で運用してくれ、ユーザーの手間を大幅に軽減してくれます。


特に、投資に詳しくない初心者や仕事が忙しく資産運用を自分で行う時間がない方にとっては大きなメリットです。

そしてウェルスナビによる投資手法の特徴は、「長期投資」「国際投資」「分散投資」です。
この3つの特徴は資産運用において重要な要素になり、これも自動で行ってくれます。


ただし、積立て額は最小で5000円からになります。

「ウェルスナビのデメリット」

ウェルスナビの主なデメリット

  • 手数料が割高
  • 元本割れのリスクがある
  • 最低購入金額が10万円から

「手数料が割高」

ウェルスナビの手数料は預かり資産の年率1%(税込1.1%)


1%は投資をする上でなかなか大きい手数料になります。


仮に1,000万円を運用していれば、年間11万円手数料がかかります。
投資のリターンは3~7%くらいになり、そこに手数料1%は大きなデメリットとなります。

「元本割れのリスクがある」


ウェルスナビも投資対象商品です。

元本が保証されているものではございません。
さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なう必要があります。
元本割れしても恨みっこなしです。

「最低購入金額は10万円から」

最低購入金額は10万円。

積立ては10,000円(一部証券会社では5,000円から)からです。


投資初心者で少額から運用したい人は10万円をいきなり投資に回すのは少し勇気がいるかもしれません。
積立ても10,000円からというのは、他のネット証券に比べたらかなり高い設定になっています。

楽天証券・SBI証券では100円から投資信託を購入できるため比較検討はしたほうがよさそうです。

「ウェルスナビが向いている人と注意点」

ウェルスナビを検討しても良い人

  • 自身で運用商品などを選択するのが面倒な人
  • 投資に時間を掛けれない人

検討したうえでの注意点はやはり手数料です。
手数料が1.1%と高額だからです。

ウェルスナビを利用するのは控えたほうが良い人

  • 自身で運用商品を選ぶ時間がある人
  • 自分で運用をやってみたい人
  • 1%の手数料を無駄にしたくない人

やはり上記のような人は自身で運用してみてください。

「筆者の考え」


筆者の考えとしては、
ロボアドバイザーに頼らず自身で運用してみてもらいたいです。

やはり、手数料1%は見過ごすことはできないです。

長期運用で資産を築いていく過程で、この手数料は大きな痛手になります。

また、結局投資は自己責任であり、ロボアドバイザーに頼っても元本が割れる可能性は十分あります。
どうせ元本割れするのであれば、自分で決断して投資したほうが納得できると思います。

まとめ

ウェルスナビとは?

事前診断となる6つの質問に答えると、
各ユーザーの属性に適した資産運用プランを提案してくれますサービスです。
資産運用の一部自動で行ってくれます。

「ウェルスナビのメリット」

  • 各ユーザーに適したプランを自動で判定してくれる
  • 自動で運用してくれる

「ウェルスナビのデメリット」

  • 手数料が割高
  • 元本割れのリスクがある
  • 最低購入金額が10万円から

「ウェルスナビが向いている人」

  • 自身で運用商品などを選択するのが面倒な人
  • 投資に時間を掛けられない人

「筆者の考え」

筆者の考えとしては、
ロボアドバイザーに頼らず自身で運用してみてもらいたいです。
やはり、手数料1%は見過ごすことはできないです。

今回は以上になります。
ウェルスナビ以外にも、楽天の楽ラップなど何種類か存在します。
ロボアドバイザーに興味がある方は一度比較サイトを確認してみてはいかがでしょうか?
ではまたよろしくお願いします。

お金のプロが資産運用についての悩みを解消します 1級FP(CFP)が資産運用の基礎から実践編まで答えます

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この記事を書いた人

ツヨシのアバター ツヨシ ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。
在職中にFP1級、CFP、宅地建物取引士に独学で合格。
会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立系FPとして起業。
現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

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